おじさんの独り言

2009.07.16

祇園太鼓

 自民党は土砂降りの状況。雨が上がったらどうなるのでしょう。

 さて、小倉の街中に太鼓の音が響いています。「小倉祇園、金が降らなきゃ、雨が降る」と必ず雨が降っていた太鼓祇園は明後日から本番です。
 子供の頃教わった太鼓の打ち方のポイントで忘れないのが、左手(右利きの人)で出てくる音です。つまり、左手の音は、どうしても右手の音に負けます。だから、いかに左手の音が右手の音に追いつくかということです。簡単なようですがこれが難しい。
 もう一つ覚えているのが、太鼓の面にドロとカンがあるということです。詳しくは大きくなって調べたのですが、ドロは低く、どしっとした音がします。カンの面は少し済んだ高い音がします。祭りで、左右の撥で単調に太鼓を討っているのがドロ、両腕を大きく開き、暴れ打ちをするほうがカンです。子供の頃は暴れ打ちのかっこよさに惹かれ、カンを望むことが多かったのですが、ドロが出来ないとカンは出来ないといわれたように思います。ドロの基本が出来ないとカンの応用が出来ないということです。基本は大事です。そのドロとカンの両面打ちは全国で珍しいお祭りです。
 この祇園太鼓の音に心が騒ぐのですが、人の心に残る音が大事だといわれます。心に留まらない太鼓の音は単なる騒音でしかありません。いつまでも心に残る祇園太鼓であって欲しいと願っています。
 一方、おじさんの独り言の記載を始めて、ずいぶんとなりますが、このコラムへの思い入れは祇園太鼓と同じです。人の心に残る独り言にしたいと念じています。

 祇園の山車が行きかう太陽の橋にマカロニマンが出るという放映を目にしました。皆さんご存知ですか。
 確かに太陽の橋は歩道部分が大きくとられ、市の花「ひまわり」がタイルで描かれています。その橋のマカロニのような形をした像がいくつか建っています。そのマカロニ部分は中が空洞で太陽がある高さ、方角になったとき、光が橋の上のタイルにスポットライトのようになるそうです。その光が届いたところがひまわりだというのです。
 皆さん知っていましたか。今頃知るなんて、まだまだ勉強不足ですね。郷土愛が足りないと猛省です。

 いよいよ、皆既日食の天然ショーが間近です。直接、太陽を見るのは目に悪いそうですが、面白い鑑賞の仕方があります。木漏れ日のある場所で、地面の木漏れ日を見るのです。すると三日月上の太陽がいくつも揺れるのが見えます。サンプル映像は感動でした。

 最近、テレビを見ていて、思うことがあります。コマーシャルが通販、保険、映画、パチンコ、健康サプリメントと様変わりしていることです。景気の悪化で広告費節減の結果でしょうか。

 また、今日から石川遼さんも全英オープンが始まります。健闘を祈ります。

 サラ川を一首
 不景気を 祇園太鼓で 吹き飛ばせ

2009.07.09

齢を重ねる

 今日も曇り空です。梅雨明けまでもうしばらくかかりそうです。
 びっくりしましたね。マイケルジャクソンの急死、そして、追悼セレモニーのすごさ。あまり、興味はありませんけど。むしろ、石原裕次郎さんの23回忌のほうが感激でした。国立競技場に1日だけの裕次郎寺を作り、12万人もの人が参列献花したといいます。今、ケーブルテレビで紅の翼を見ています。かっこいいですね。

 さて、先日、スーパー銭湯コロナの湯に出掛けたとき、ラジオで、歳をとるのか、歳を重ねるのか、トークが展開されていました。「重ねる」の表現のほうが良いねと言っていました。
 考えてみると、「齢を重ねる」という言葉があり、日々、年々、成長をしてこそ、齢を重ねるというのではないでしょうか。孔子の論語に「十有五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず」があります。齢を重ねることではじめて、論語に示すような生き方が出来るのではないかと。
 ある人の手記に、『歳をとるという表現は否定的な意味合いをもっている。単に年齢が加算され、老いていくだけという含みがある。それに対し「齢を重ねる」は深さと重みを含意している。齢を重ねることによって、人は深みを増し、より人間味豊かになる。それは自分らしい自分になることである』が記されていました。
 自分自身を振り返ってみると、歳をとった時のほうが多かったように思うのですが、齢を重ねた時もあったように思います。残り少ない人生は齢を重ね、人間味豊かな人を目指したいと思います。歳をとるのではなく、齢を重ねる人生にしましょう。

 サラ川を一首
 還暦を過ぎ 齢を重ねる 意義を知る

 追記
 間寛平が今朝(日本時間9日)にニューヨークへ到着しました。ロスアンゼルスからニューヨークまで4800Kmを走破。コングラチュレーション!!

2009.07.01

剣岳

 今日は、映画「剣岳」を観てきました。
 主人公は、軍の威光を保つため、地図を作るため、剣岳に登ることを命令されるわけですが、何のために地図を必要なのかと悩みます。
 地図が国民のために必要との思いに行き着き、前人未到の剣岳に挑戦します。そして、挑戦することが一番高貴(大切)なことと映画は教えてくれます。
 この剣岳を目指すのは、軍の測量部と山岳会です。この二つのチームが初登頂を競い合います。
 難攻不落の剣岳、登頂ルートが見つかりません。測量部の案内人は山に精通しており、愚直なまでに挑戦の先頭に立ちます。この案内人の息子は無謀な挑戦に反対しますが、父の平手打ちに心を打たれ、父へ子供の頃の思い出を手紙に記し、登頂成功を願います。
 そして、誰もが無謀という雪渓ルートを選択し、頂上を目前にします。そこで、案内人は登頂の栄誉を依頼人に譲ろうとします。でも、依頼人は、案内人に「あなたは仲間だ」と言い、最後まで先頭で案内を求めます。そして、軍測量部は山岳会に先駆けて、登頂に成功します。
 でも、初登頂では、なかったのです。何年も前に行者が登頂のしていることが判明し、軍は登頂をなかったものとします。
 そんな中、測量部の遅れをとった山岳部が登頂に成功、頂上から、測量をしている測量部へ手旗信号で初登頂の栄誉を送ります。「初登頂おめでとう。一人ひとりの名前を挙げて、皆さんの努力は剣岳初登頂の記録として、残るでしょう」と・・・
 測量部も手旗信号で返信します。「登頂おめでとう。仲間として祝福します」と・・・
 挑戦すること、目的をしっかりと意識すること、仲間を大事にすること、親子の愛情、夫婦の絆など学ぶことの多い、映画でした。
 随所に見られる景色・映像はポスターにしたいくらいきれいです。とりわけ、夕焼けに染まる剣岳、雲海に沈む夕日、剣岳の麓に色づいた紅葉、立山からの臨む雲海に浮かぶ富士山など、心に残りました。今週の感動でした。

 28日(日)、中島さんから電話をいただき、サニーライフの「サマーエキサイティング」(アートクレフクラブ)で出掛けてきました。会場で、久しぶりに石橋さん、武田さん、花岡さんにお会いできよかったです。洋服、カバン、ジュエリーなど多くの商品がところ狭しと、展示され、お客様も多く盛況でなりよりでした。
 年金生活になると特段欲しいものはなく、中島さんの会場案内に、恐縮でしたが、鍋コーナーの調理実演に釘付けになり、ヨシノクラフト(水巻にある会社です)の鍋5点セットを衝動買いしました。省エネ、カロリー・調味料OFFとあり、今後の食事に期待です。
 一例ですが、ゆで卵が玉じゃくし一杯の水で出来るようです。卵焼きの実演を見て、私にも簡単にオムレツも出来そうです。日頃、料理はしませんが、これを機会にちょっとチャレンジ??興味深深です。

 この日、感動がもう一つありました。ミズノオープンよみうりクラシック最終日16番の石川遼くんのイーグルでした。アートクレフに出掛けるときは15アンダーで2位と5打差で楽に優勝だと思っていたのに、TVをつけると10アンダー2位と1打差にびっくりです。ところが、16番でチップインイーグル。一瞬、強いと思ったのですが、何と入っちゃいました。神がかり、執念といいましょうか、感動です。全英でもがんばって欲しいものです。神がかりでも何でも良いですから・・・

 がっかりする話です。最近、「○○の品格」のタイトル本がベストセラー入りしています。今は「離婚の品格」が売れているそうです。読む気はしませんが、品格の言葉で思い出すのが、麻生総理大臣の笑いです。お坊ちゃまといわれながら、品格のない笑いに失望です。わが福岡県の総理大臣ですから品格高くあって欲しいと思うのですが・・・もう限界でしょうか。都議選応援で「生の麻生太郎見た人手を上げて」も軽いですね。

 そこで、サラ川を一首
 私たちの 夢を壊さないでネ 麻生さん

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