おじさんの独り言
齢を重ねる
2009.07.09
今日も曇り空です。梅雨明けまでもうしばらくかかりそうです。
びっくりしましたね。マイケルジャクソンの急死、そして、追悼セレモニーのすごさ。あまり、興味はありませんけど。むしろ、石原裕次郎さんの23回忌のほうが感激でした。国立競技場に1日だけの裕次郎寺を作り、12万人もの人が参列献花したといいます。今、ケーブルテレビで紅の翼を見ています。かっこいいですね。
さて、先日、スーパー銭湯コロナの湯に出掛けたとき、ラジオで、歳をとるのか、歳を重ねるのか、トークが展開されていました。「重ねる」の表現のほうが良いねと言っていました。
考えてみると、「齢を重ねる」という言葉があり、日々、年々、成長をしてこそ、齢を重ねるというのではないでしょうか。孔子の論語に「十有五にして学に志す。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず」があります。齢を重ねることではじめて、論語に示すような生き方が出来るのではないかと。
ある人の手記に、『歳をとるという表現は否定的な意味合いをもっている。単に年齢が加算され、老いていくだけという含みがある。それに対し「齢を重ねる」は深さと重みを含意している。齢を重ねることによって、人は深みを増し、より人間味豊かになる。それは自分らしい自分になることである』が記されていました。
自分自身を振り返ってみると、歳をとった時のほうが多かったように思うのですが、齢を重ねた時もあったように思います。残り少ない人生は齢を重ね、人間味豊かな人を目指したいと思います。歳をとるのではなく、齢を重ねる人生にしましょう。
サラ川を一首
還暦を過ぎ 齢を重ねる 意義を知る
追記
間寛平が今朝(日本時間9日)にニューヨークへ到着しました。ロスアンゼルスからニューヨークまで4800Kmを走破。コングラチュレーション!!
前の記事「剣岳」
次の記事「祇園太鼓」
一覧に戻る