春の息吹を求めて、宮っちゃんご苦労さんです。
2009.02.18
前回、アラフォーに対抗して、アラシー(アラウンド60歳)宣言。しかし、ラジオで60歳前後の人を『アラ還(アラウンド還暦)』といっていた。これからは、おじさんはアラ還と称す。
さて、先週の日曜日、15日、春の息吹を探しに散策に出掛けた。
その日、午前中、確定申告をe-TAXで終え、春のような陽気に誘われ、自宅からお城まで往復、家内とともに、歩き始めた。自宅を出て、南小倉駅から旧木町市場を抜けて大手町へのルートだ。これまでも何度か歩いたことがある。今日は春の音を見つけることが目的。
木町の町並みに入ると、旧木町市場の下りたシャッターの多さに驚き、わびしさを感じる。ここには春に息吹はまったく感じられない。木町を抜け、大手町に近づくと、高いマンションが続く。マンションの植え込みに目を向けるも、まだ、春らしい匂いが見当たらない。
小倉税務署前、味の町ウエスト、厚生年金会館、ムーブを横に見ながら勝山公園はもう目の前だ。高速道路の高架下を過ぎた頃から、児童公園で遊ぶ多くの子供たちの嬌声の声が聞こえてくる。少し、春を感じる。
勝山公園の芝もまだ枯れた茶の色。でも、新緑への衣替えの準備が着実に進んでいるように感じる。春のにおいが漂い始めているようだ。芝生の上を走り回る子犬たち、フリスビーに興じる親子を見ながら、ベンチで昼食。コンビニの100円おにぎりを食べ、しばし休息。のんびりとした時がゆったりと過ぎてゆく。春の息吹を待つかのように。
次の目的地は生誕百年の松本清張記念館だ。清張といえば、点と線の推理小説しか知らなかったが、作家デビューは42歳の遅咲き、そして、さまざまなジャンルの作品を1000冊以上も執筆したとしり、改めてすごい人だと思う。記念館内に設置されている書庫の数には驚きの一声。まさに小さな図書館。我が家ではわずかしかない本の置き場をめぐり、家内との言い争いもあるがその比でない。偉大な作家のふるさと北九州ばんざいだ。
記念館を後に、小倉城を抜け、リバーウォークへ。しばし、堀を悠然と泳ぐ鯉、道端で餌を啄ばむ鳩の群れを眺める。堀端を歩く若い女性の服装は春間近の装いだ。突然、子供の頃にタイムスリップ。堀でのフナ釣りをする自分がいる。そして、つぶやく。蓮の花や藻の多くあった、水もこんなに多くなかった、鯉はいなかったと・・・そう、変わっているのだ。
リバーウォークから紫川伝いに帰路につく。鳥の声「ピーヒュルル」に思わず、声のする空を見上げる。トンビが数多く、空を舞っている。思わず、流行歌の一小節を思い出す。『トンビがくるりと輪をかいた』と。どこに巣を構えているのかと余計な心配をしている。俺はアラ還。
紫側沿いは、鳥は多い。滑空するトンビは30羽はいるだろうか、川の岸辺には白いかもめのたむろしている。カラスも負けじと鳴く。その様子はヒッチコックの『鳥』を思い出させる。この鳥たちの鳴き声も春の到来を告げているようだ。
紫川沿いから健和病院、原町緑道を抜け、木町経由で自宅へ。少しだけ春を感じた約3時間の散策だった。経済の春はいつになるのだろうか。早くきてほしいものだ。
久しぶりの散策に少し足の痛みを覚え、まさかの運動不足に意気消沈。
翌16日月曜日は、うって変わって、朝から、北風が強く、寒い1日になりそう。出社は帰休もあり、6日ぶり。職場についても、生産調整を行っている関係もあり、どことなく閑散と感じる。ここには春は見えない。でも、明るく・元気に仕事開始。そして終業。
いけいけ会は、19時から。時間をつぶしにしばし読書。浅見光彦が活躍する、内田康夫著『壷霊』。
読書後、工場から牧ん家まで歩くことに。昨日の軽い足の痛みを覚えながら、出発。板櫃川沿いの北風は強く、押し戻されそうになる。川面も大きく漣を立てている。襟をたてながら歩くこと25分。6時半過ぎに牧ん家へ到着。
牧野さんがあわびとサザエの刺し身を作っている。使う包丁も年季もののようだ。聞くとこの道に入り20年とのこと。今日の参加者は30人と多く、昼過ぎから料理開始と聞く。カウンター前には大皿6~7枚にふぐ刺しが盛られている。開始時間まであとわずか。準備の一番忙しい時間に早く着いた幹事アラ還の相手をさせて申し訳なし。会計の小林さんが到着後、メンバーが続々と到着。いつもだと、乾杯の練習をするところだが、幹事役ということで、自粛。
本日、主役の宮っちゃんご夫妻が到着。関所を通って、今日は指定席についてもらう。その前には一輪のバラの花が。梶木さんの配慮に感謝。永岡さん(新人市会議員)も駆けつけてくれた。輪は広がる。
19時。例会、宮っちゃんのご苦労さん会の開宴。テーブルの上のふぐ刺し、あわび・サザエの刺し身に悪いが、ちょっとセレモニータイム。奥様への花束贈呈(私とのツーショット撮影に何度も繰り返す。I am happy)、記念色紙の贈呈と続く。そうそう、スーパーサブにも記念品を贈呈。12年間お疲れ様でした。そして乾杯。宮っちゃんありがとう。
今日の参加者はオブザーバーを含め、30名と大盛況。これも宮っちゃんの人柄のせいだろう。そういえば、目の前のあわびとサザエは宮っちゃんの提供。またまたありがとう。
楽しいひと時はあっという間だ。途中、樋口さんが花束を持って駆けつけてくれた。ありがとう。
メンバーからの案内では、セブンイレブンひな祭り商品紹介、3月4日(水)放送の”笑ってこらえて!”がアートクレフクラブにやってきたのご案内。必見。お忘れなく。
開会のセレモニー時間があったが、あっという間に終宴時間の9時だ。楽しい時間はあっという間だ。無理を言って、30分延長。
2時間半。宮田さんご夫妻も参加者も和気あいあいの語らいに感謝、ありがとう。
後日談ですが、宮っちゃんの奥さんは、「いけいけ会は単に酒飲みの会と思っていたが、友情溢れるいい会」と印象を語ってくれたと聞き、感謝。そして、改めて、12年間、舞台裏で宮ちゃんを支え続けて奥さん『ご苦労様でした。お疲れっさんです』。
牧野さんにも感謝。わがままなアラ還が幹事で、設営・準備・片付けにご苦労をかけたも、素晴らしい料理を出していただきありがとう。でも、ずいぶん多く残してしまって、ごめんなさい。ふぐちり、白子も残してしまい、年よりは「量より質」とわがままを言って申し訳なし。ありがとう。でもアラ還は、ふぐのから揚げをしっかりとお土産に。
新市議会議員の永岡さんも駆けつけてくれ、ありがとう。新しい仲間になれるようにメンバーのご指導を期待。
次回幹事の米丸さんの縁起ものも最高。次回はよろしく。
そして散会。いつものようにコーヒータイムへ。さらに、いつものようにかぼちゃの馬車で帰宅。
楽しい1日をありがとう。いけいけ会万歳。